落語

「落語は面白いなあ」という初心を忘れずに「滑稽さ」「落語に関連する様々な芸」に力を入れて、「滑稽噺」「滅んでいる落語の復活」「芝居噺」「音曲噺」などの様々なジャンルの演目に創意工夫を加え、古き良き要素を残しながら現代のお客様にも楽しんで頂ける、独自の落語を手がけたいと思っております。

【落語と演芸】『プロ芸人の伝統芸と創造芸~落語、ウクレレ落語、紙切り、玉すだれ、踊り、お笑いマジック~』http://emimarurakugo.seesaa.net/article/463062259.html

【~寄席の踊り~『後ろ面』】
師匠の林家染丸から教えて頂いた後ろを向いて踊る寄席の踊り。2017年NHK連続テレビ小説『わろてんか』で後ろ面の踊り指導を林家笑丸が担当させて頂きました。私の後ろ面は、独自の3つの工夫を追加しております。①「笑顔のお面」を使用して陽気に②「特殊な羽織」を使ってスピーディーに③「新たな振付」を加えてお客様がより楽しめるように。※3つの工夫を評価して頂いて、NHK連続テレビ小説『わろてんか』で芸の指導を林家笑丸が担当

「後ろ面『わろてんか』版」NHK連続テレビ小説『わろてんか』のために林家笑丸が新たに考案した振付の「後ろ面」※従来の後ろ面で学んだ技、従来と異なるアップテンポな曲、扇を使用しない滑稽な振付を組み合わせた踊り。私の独自の3つの工夫を追加しております。①「笑顔のお面」を使用して陽気に②「特殊な羽織」を使ってスピーディーに③「新たな振付」を加えて滑稽に。

「後ろ面『わろてんか』版プラス」「後ろ面『わろてんか』版」の後半に、さらに難しい振付を追加。作者であり踊り手でもある林家笑丸ただ一人


【主な演目】
よく舞台で披露する滑稽噺『浮かれの掛け取り』『浮かれの屑より・改』『浮世床』『金明竹』『時うどん』『花色木綿』『野ざらし』『やかん』『宿替え』『湯屋番』など
滅んだ落語を復活した演目や独自の演芸が入る落語『居候講釈』『植木のお化け』『音曲質屋』『鍋草履』『羽織の幇間』『ほうじの茶』『遣繰軍記』など
珍しい演目『しらみ茶屋』『軽業講釈』など

【今までに手がけた演目 多いので編集中】
  
【あ】「青菜」「明石飛脚」
「居候講釈」【~滅んでいた噺~『居候講釈』】滅んでいた噺を古い速記本から復活。居候がアホな講釈を語る楽しい噺。難しいとされていますが「噺を整理して工夫をすれば、この噺をより楽しんで頂けるのでは」と考え、居候の明るさ、講釈の立て板に水の喋り、無茶苦茶になる講釈のリニューアル、伝わらないオチから変更などを工夫した噺

「犬の目」「色事根問」「いらちの愛宕詣り」
「植木のお化け」
「浮かれの掛け取り(掛け取り)」
【~芸事が入る噺~『浮かれの掛け取り』】師匠の林家染丸から教えて頂いた、上方落語独特のハメモノ(三味線や太鼓)が入る噺。長屋の夫婦が借金取りを様々な芸で言い訳して追い返す噺。演者が独自の色を出す噺ですので私独自の「民謡」を追加。長屋の夫婦の滑稽さと「狂歌」は古風な形を残して、「歌舞伎」は「近江八景」が現代では伝わりにくいため、芝居の題材を「戦国武者の絵」に。「民謡」は民謡のメロディーに乗せて言い訳。「喧嘩」はイヤな気持ちではなく温かい気持ちになるように工夫。さらに途中で終わらずに笑丸独自のサゲを使用。伝統や芸が出る噺をより楽しんで頂けるように工夫をした噺

〇“笑いを増やした伝統芸と日本舞踊が入る落語”『浮かれの屑より(紙屑屋)』師匠の林家染丸から教えて頂いた、上方落語独特のハメモノ(三味線や太鼓)や数種類の「踊り」が入る演目。
師匠の染丸は踊りの名手ですが、そんな師匠が「お前は踊りのすじが良い!」と私の踊りをほめて下さったおかげで、私も踊りや芸事好きの落語家になりました♪
この落語には歌舞伎の『義経千本桜』や長唄で踊る『京鹿子娘道成寺』が出てまいります。そういう伝統的な芸能が出てくるところが、新喜劇やコントにはない落語ならではの素晴らしい魅力と思われます。
私は落語関連の古い本を読むのが好きですが、この演目は、川柳や芝居の声色、都々逸など様々な芸を入れる演出が明治時代の本に掲載されていました。
「踊りが得意な人が踊りづくしの演出にしたけど、昔のように芝居の声色や都々逸を加えれば、前半がもっと楽しい落語になるかも」と思い、笑丸版は新たな「芝居の声色」や自作の「都々逸」などを加えて、後半は「踊りづくし」を残した演出にしております。現代のお客様にも楽しめる、進化した伝統芸が登場する落語をお楽しみ下さい。


「浮世床」
「牛ほめ」「うなぎ屋」「江戸荒物」「延陽伯」
「おうむの徳利」「大安売り」「お血脈」「おすわどん」「お題噺」「音曲質屋」
【か】「掛け取り・改」は、師匠から教えて頂いた「浮かれの掛け取り」(狂歌/芝居/浄瑠璃/喧嘩)を元に、
〇笑丸作の「三味線漫談の都々逸」
〇笑丸作の「講釈」※元は落語「遣り繰り軍記」を復活。どんどん変化。
〇「怪談落とし噺」
〇笑丸アレンジ振付の「寄席の踊り」
〇笑丸作の「新たなオチ」
を追加していくうちに、どんどん変化した演目です♪

〇2023年8月に喜楽館昼席、大須演芸場、繁昌亭昼席の出番を頂いて、「掛け取り」を研究しているうちにどんどんアイデアが膨らんで、どんどん追加した結果、演目の時間もどんどん追加されていた事に気づきませんでした(^o^)。

〇「掛け取り・改」という書き方をしている時もありますが、
後ろ紙切りなどを入れる場合は「掛け取り演芸」、
笑丸作の芝居を入れる場合は「掛け取り芝居」、
民謡が入る場合は「掛け取り民謡」、
講釈を長くする場合は「掛け取り軍記」、
浪花節を多めに入れる場合は「掛け取り浪花節」など、様々な演目の名前でネタを出している事もあります♪


〇私は様々な芸の研究と創作をするのが好きですので、「掛け取り」の新たなやり方をいろいろ思いついて、お客様に喜んで頂けるような演目になりましてとても幸せです♪
「片棒」「蟇の油」「軽業」
「軽業講釈」【~芸事が入る旅の噺~『軽業講釈』】上方落語独特のハメモノ(三味線や太鼓)がたくさん入るにぎやかな旅の噺です。『軽業』という落語と『難波戦記』という講釈が融合した噺で、古風な演目。落語家の楽屋ではわかりにくくて難しい演目とされていますが、「噺を整理して、わかりやすく伝える工夫をすれば、この噺の楽しさをもっと伝える事ができるのでは」と考えております。見世物小屋の楽しさ、わかりにくくなった軽業の楽しさを伝える工夫、講釈師の立て板に水の喋り、軽業興行の一座のお囃子と邪魔をされる講釈師の対比、わかりにくいオチに対する工夫、滑稽な人物描写などを工夫し、この噺をより楽しんで頂けますように演じたいと思います。
「勘定板」

「看板のピン」『平成19年度NHK新人演芸大賞』に関西代表ファイナリストとして出演の際の演目。
「狂歌家主」「金明竹」

「禁酒関所」酒屋と役人が出てくる楽しい滑稽噺。古風な形を残しながら、よりわかりやすく、より楽しめるように。
「くっしゃみ講釈」
「稽古屋(歌火事)」「月宮殿星の都」「源平盛衰記」
「鯉津栄之助」「小倉船(龍宮)」

「龍宮※小倉船」は鳴り物がたくさん入る噺です。後半は芝居噺になります。前半を改良して、後半にもたくさん工夫を加えました。※例えば『魚との戦い』の場面はもともと笑いどころがなかったので、いろいろ笑いどころを作ってみました。オチも新たなオチを追加しましたので、「小倉船」ではなく「龍宮」という演目の名前にしております。※東京でも過去には「龍宮」の題で演じられておりました。
鳴り物がないとできないので、なかなか披露できないのが難点ですがにぎやかな落語です。
私の新たな演出もふんだんに入っております。

「子ほめ」 
【さ】「酒の粕」「雑俳」「三人上戸」
「鹿政談」「持参金」「七度狐」「始末の極意」「写真の仇討」「宗論」「寿限無」「世帯念仏」「しらみ茶屋」「死神」
「崇徳院」「住吉駕籠」「相撲場風景」
「関所の芸」「節分」「ぜんざい公社」
【た】「たいこ腹(芸事入り)」体に打つ鍼(はり)に凝った若旦那と幇間(たいこもち)が出てくる滑稽噺。幇間がお金に目がくらんでえらい目にあうのですが、実際の幇間は芸を身につけていた方が多いので、芸事が入る演出にしました。猫ちゃんやなんにもできない幇間がえらい目にあうのは優しい気持ちに合わないので、従来よりもハートフルな演出になっております。

「代書」「代脈」「平林」「たけのこ」「蛸芝居※新演出」「狸さい」「田能久(たのきゅう)」
「千早振る」「手水廻し」

「町内の若い衆」独自の演出を入れて、優しい気持ちから変更した部分もあり

【喜びの声】笑丸師匠こんにちは
先日の「町内の若い衆」本当に本当に面白かったです。久しぶりに落語で爆笑致しました。

【私の声】ありがとうございます♪。「町内の若い衆」楽しんで頂けましたか!。僕の落語は、従来より自分が聞いた時に楽しめるように必ず工夫します。それが良い感じになりまして大変うれしく思います♪。
あの落語は、従来のやり方は女性に優しくないオチに思われる方もおられますので、実はそこも工夫をしています♪。
【喜びの声】笑い部分が多いととても分かりやすくて親しみもてます!
【私の声】ありがとうございます♪。僕は「落語家になる前の自分が楽しめる落語」をいつも考えていますので、大変うれしく思います♪。※落語はお城や京都の町と同様に、全てリニューアルすると古き良き魅力がなくなるので、古典落語の良い所は残しながら笑いを増やすように工夫しております♪。
もちろん変えなくてもええなあという演目はオーソドックスに♪。場合によっては100年前の台本に戻してやっている演目もあります(^O^)。できるだけ楽しんで頂きたいというのが僕好みですので、そういうふうに工夫をし続けております♪

「ちりとてちん」

「辻占」鳴り物が入る楽しい男女の噺。「辻占茶屋」「辰巳の辻占」のリニューアル版。笑丸独自の辻占が数種類出てまいります。また笑丸独自のサゲなどの演出がたくさん盛り込まれています
「鉄砲勇助」「てれすこ」「天狗裁き」

「転失気」落語を聞く子ども達の笑顔を増やしたいと思いまして、従来より笑い所を増やした演出に
「道具屋」「動物園」「時うどん」「時計屋」「豊竹屋」
【な】「夏の医者」
「鍋草履※演芸入り」【~鳴り物が入る芝居噺~『鍋草履~本能寺』】落語『本能寺』は織田信長が明智光秀に討たれた本能寺の変が出てくる芝居噺です。通常は、立ち廻りの際にいなごが出てくる『いなご芝居』のオチを使いますが、古い文献を研究しますと、『鍋草履』のオチも以前は使われていた事がわかりました。今回はその『鍋草履』と『本能寺』を融合した形で復活させます。芝居噺『本能寺』の伝統の良さを伝える工夫、『鍋草履』の滑稽な人物描写を考え、この落語をより楽しんで頂けますように演じたいと思います。

「煮売り屋」
「にらみ返し」
「猫の茶碗」

「寝床」浄瑠璃好きの旦那が出てくる楽しい滑稽噺。笑丸独自の工夫が随所に盛り込まれています。浄瑠璃は物語に節、つまりメロディーをつけて語る芸です。明治、大正は浄瑠璃が大変流行りまして、素人の方が浄瑠璃を語る事も多かったそうです。江戸時代の文人の蜀山人(しょくさんじん)の狂歌(きょうか)に五色を織り込んだものが残っております。『まだ青い 素人(白)浄瑠璃 玄人(黒)がって 赤い顔して 奇(黄)な声を出す』。江戸時代、明治、大正は浄瑠璃、昭和、平成はカラオケと変わりましたが、現代でも通じるテーマが題材となっている演目。様々な人間模様が描かれている名作の一つです。浄瑠璃をイメージできない若い方にも伝わるように、いろいろ考え中。
「軒づけ」浄瑠璃と三味線と滑稽さが合わさった伝統芸能も楽しめる滑稽噺。
娯楽が少なく、テレビもラジオもない時代の噺。浄瑠璃を稽古した素人の団体が知らない人の家に行って、家の外から浄瑠璃を語ったら、「ただで芸をしに来てくれた!」と喜ばれる方も当時はおられたそうです。現代に置き換えますと、カラオケ好きの素人の団体が家まで歌いに来るという事です(笑)。
明治時代の速記本なども参考に、滑稽なやりとりを増やして、現代の人にも楽しんで頂けるようにわかりやすく工夫をしております。私が三味線を弾く事もあり、三味線の指使いと口三味線は、コミカルかつ正確にさせて頂いております。
わかりにくい浄瑠璃の言葉が出てまいりますが、浄瑠璃がわからなくてもストーリー的には全く問題ございません(^O^)。古風ながらもとても滑稽な噺を楽しんで頂けたらと思います

「野ざらし」
【は】「羽織の幇間」滅んでいた噺の復活。現代にそぐわない部分があるのですがそこは工夫を加えて、サゲがええ感じですので、速記本から復活♪様々な演出や私独自の演芸も入れまして、現代のお客様にも楽しんで頂ける形になってまいりました♪

「花色木綿」「半分垢」
「秘伝書」
「ふぐ鍋」「不動坊」「船講釈(兵庫船+五目講釈)」

「風呂敷」楽しい滑稽噺。長屋の夫婦が出てくる噺 笑丸独自のハートフルで滑稽でより上級な逃がし方?などの演出がたくさん盛り込まれています

○“数々の高難易度の芸が登場する独自の工夫を凝らした落語”『ほうじの茶』
落語が初めてのお客様を考慮しまして、随所に工夫が盛り込まれた演目となっております。NHK連続テレビ小説『わろてんか』で指導した「後ろ面の踊り」、テレビ朝日『その男、副署長』で指導した「漫談紙切り」、テレビ東京『音遊人』で紹介された「ウクレレ落語」など、笑丸独自の様々な芸が入る落語。数々の実績を誇る「落語」とテレビドラマの芸の指導者にも抜擢される「確かな芸」、そしてお笑いの劇場にも出演する「笑い」を組み合わせた演目をぜひご覧下さい。

「本能寺(いなご芝居)」
【ま】「松山鏡」

「味噌蔵」ケチな旦那と芸事が出てくる楽しい噺。笑丸独自のサゲ、芸の追加や演出がたくさん盛り込まれています

「味噌豆」

「茗荷宿※芸事入り」宿屋の夫婦が出てくる楽しい噺 独自の都々逸などの芸やあちこちに演出が入っています。
「目薬」
「もぎ取り」「木火土金水」

「餅屋問答」ええかげんな男達と堅いお坊さん、とんちんかんな禅問答が出てくる楽しい滑稽噺。永平寺や禅宗について学びました。落語のストーリーの中で『相手がなにを言ってるのかわからなくてヒマな場面』が出てきますが、『私のような人間は、ヒマな時は変な顔をして遊ぶ』と思い、私の新たな演出「顔面七変化」も加わっております。
「桃太郎」
【や】「やかん」知ったかぶりの先生が若い男の質問にアホな答えをする噺。前半は滑稽なやりとり、後半は話芸の講釈が出てきます。特に前半は大幅に変更を加えました。後半は武田信玄と上杉謙信の川中島の戦いの講釈が登場。

「役者息子(七段目)」

「宿替え」楽しい滑稽噺。演者の滑稽さや息と間が特に必要な噺です。より楽しんで頂くために、古風な形を残しながら、ご陽気さとあちこちに独自の工夫を加えてみました

「遣繰軍記」滅んでいた噺の復活。明らかに現代のお客様にそぐわないのですが、講釈が好きですので、速記本から復活♪様々な演出や私独自の三国志なども入れまして、現代のお客様にも楽しんで頂ける形になる予定♪


「夢八」
「湯屋番」兄弟子から教えて頂いた噺。落語の中で妄想するので、変わった人間しかできない噺の一つ。独自の多数の演出が浮かびました。さらに自作のオチを採用しております。

○創作落語「お忘れ物承り所※桂三枝作」「HOW TO プレイボーイ※桂三枝作」
○自作の新作落語 林家笑丸作「ウクレレのバラード」「カルチャースクール」「観光案内人」「刑事とバクチ」「清水次郎長伝」「伝統芸の世界」「ボイスサンプル2018」「余興屋」「ラジオパーソナリティー」「新作都々逸」など
○英語落語「ほうじの茶」「犬の目」

○英語演芸「英語紙切り」「英語後ろ面」「英語玉すだれ」「英語松づくし」